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SBC#28 [アメリカの真の支配者?] - コーク一族

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課題図書

今回は2017年4月2日に開催されたSendee Book Club #28の図書の中からコーク一族をご紹介致します。

アメリカの真の支配者 コーク一族

アメリカの真の支配者 コーク一族

昨今のアメリカ政治は大きく揺れています。

オバマ前大統領の就任から、現トランプ大統領就任まで、大きな変化が彼の国の政治では起こっています。

しかしその裏で、実に数十年にわたり、アメリカ政治に多大な影響力を及ぼす一族がいることはあまり知られていません。

その名はコーク一族

彼らは何者であり、アメリカ政治にどんな影響を与えているのでしょうか?

要旨を見ていきましょう

要旨

  • コーク兄弟と呼ばれる4兄弟はアメリカ社会に影から大きな影響を与えている。その内、次男のチャールズが代表を務め、三男のデイヴィッドが副代表を務めるコークインダストリーズは、石油、肥料、穀物など幅広く事業を手がける巨大企業である。その売り上げ規模は、米国の非上場企業で第2位を誇る。上場企業を含めても17位である。

  • 彼らは米国経済だけではなく、政治・思想にも深く関わっている。特に次男のチャールズは、リバータリアニズム思想の普及に長年大きな投資をし続けている。また、チャールズとデイヴィッドは、共和党の大口献金者であり、米国政治にも大きな影響を与えている。

  • 彼らは2008、2012年の大統領選挙でも大きな影響力を発揮した。リバータリアニズムに反するオバマ前大統領を打倒するため、黒幕として反オバマの盛大な政治キャンペーンを行ったのだ。結果は民主党の勝利に終わったが、その効果は民主党陣営を大きく苦しめるものだった。

  • 彼らはティーパーティ運動の創始者でもある。彼らがリバータリアニズム思想普及のために設立した団体、Americans for Prosperity(AFP)がティーパーティの母体である。ティーパーティは市民の草の根運動ではなく、コーク兄弟のロビー活動だったのである。

補足 リバータリアニズム思想:個人的な自由、経済的な自由を重視する思想。政府の関与を可能な限り少なくすることを求める。

参加者の見解

本書に対し参加者からは次のような意見が出されました

コーク兄弟は、自らが政治家になるのではなく、後ろから莫大な資金で援助することで、1人の政治家では成し遂げられない影響力を行使している。これは大変賢い関わり方だと思う。


本書ではコーク兄弟はドナルド・トランプ大統領とも面識があることが描かれている。現状、政府の影響力増大を志向するトランプ大統領は、コーク兄弟とはそりが合わないだろう。今後、トランプ大統領が、中間選挙が近づくに連れて、どれだけコーク兄弟の方になびくかに大きく注目したい。


本書では兄弟間での長きにわたる骨肉の争いが描かれている。金と名誉が絡めば、血縁者でも、人間ははここまで敵対できる。言わんや、血縁の無い他人をや。他人のとの距離感の参考にしたい。

参加者から上がった意見は以上です。皆さんはどのような意見を持たれましたか?

まとめ

今回は、アメリカで多大な影響力を持つコーク一族について説いたコーク一族を取り上げました。

次回はSBC#29で発表された量子力学で生命の謎を解くをご紹介します。

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